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自然素材

 

住宅の床・壁・天井の仕上材は何にするか?ドアや収納扉の仕上材はどうするか?

 

一般的な仕上材の主流は、複合フローリング(合板に薄い木が貼ってある床材)やビニールクロス、クションフロアーなどでしょうか。建具は、枠と一体に作られた既成ドアとなります。このドアは、見た目は木に見えますが木ではありません。

表面はプリントされた樹脂シートで本体は繊維板です。

巾木や額縁・廻縁も同様の仕様で、新建材と言われています。低価格ですが、画一的で味気なく調湿性もありません。

また、十数年前に新築やリフォームを行った際、使用された新建材や接着剤などから揮発された化学物質が原因で、住む人の健康に悪影響を起こすシックハウス症候群が大きな社会問題となりました。

進行すると化学物質過敏症となり、低い濃度の化学物質の摂取でも発症してしまい、日常生活にも支障を来たす病気です。

そこで、2003年にシックハウス対策として化学物質のホルムアルデヒドのみを対象とした法規制が施行されました。

しかし、厚労省では、15の化学物質について室内汚染物質の濃度指針が示されています。​このことからも、数多くある揮発性化学物質で一つだけの規制では、全く不十分であり、シックハウスが個人的な健康問題へとすり替わってしまう可能性があります。

このようなことから、内装仕上材には、住む人の健康や快適性、居心地を考えて自然素材を使いたいですね。

木や漆喰、珪藻土、布、紙、石などは人間の視覚、触覚、嗅覚、聴覚に優しいです。また、自然素材のほとんどに調湿性があり、湿気を吸ったり吐いたりしてくれます。

自然素材で囲まれた空間は、安らいだ癒される空間となります。

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