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木づくり

 

日本の国土の2/3が森林で、その40%が人工林です。

戦後に植林された木は50~60年経過し現在伐採の時期を迎えています。

杉、桧などの国産材は、全国に豊富にあります。以前は安価で大量に輸入された木材が主流でしたが、現在は円安の効果もあって価格的に輸入材と競えるようになってきています。

また、公共建築物に使ったり地域材使用での補助制度もあったり、徐々にですが国産材を使う機会も増えてきています。

 

木の建材として優れた性能・機能をここにご紹介します。

・環境によい

  CO2を吸収してO2を排出することは、ご存じのことと思います。

  木の苗を植えて50~60年成長すると建材として利用できます。このサイクルを続けることで木は建材として利用しつづ

  ける事が出来ます。

 

・軽くて強い

  木の断面を拡大してみると孔(空隙)だらけですが、蜂の巣の断面のように、軽く強い構造​をしています。また、この孔

  に空気が含まれることで、触れた時に温かみとなって感じます。

・加工しやすい

  木組の仕口や継手を大工さんが、鑿(のみ)や鉋(かんな)で加工できるのは、素材が柔らかいからです。

 

・五感に優しい

  木目が美しい(視覚)、木肌を触って気持ちがいい(触覚)、いろいろな木の香り(嗅覚)、反射音が柔らかく楽器にも

  使用(聴覚)

 

・調湿する

  木を顕微鏡で見ると孔と細胞壁があり、この細胞壁に水分を留めたり放出したりしています。

        

木は、日本に豊富にありとても優れた性能・機能をもった建材です。また日本で昔から使われてきた木の伝統文化も残されています。日本の木材を、住まいづくりに大いに活用したいですね。

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