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耐震性・耐久性

 

日本では震度6以上の地震が毎年のように発生しています。

2016年の熊本地震は、記憶にまだ新しい出来事ですが、震度7が短期間に2回も発生しています。

住宅に十分な耐震性を持たせることは住む人の安全性を確保する上で重要項目の一つです。

 

建築基準法(以下、基準法)では、住宅が建っている間に経験する大地震(震度6強~7)は、一回の想定です。

しかし、熊本地震では2回発生していますので、基準法からすると想定外の地震であったと言えます。

このことから、基準法を満たしているだけでは十分といえなくなる可能性が出てきてしまいました。

ここで住宅性能表示制度の耐震性に耐震等級という基準があります。

「等級1」は、基準法レベルです。「等級2」は基準法の1.25倍、「等級3」は基準法の1.5倍です。

これからの住宅は、「等級3」を目指すべきと考えています。

日本の住宅の寿命は、約30年と言われています。欧米の60~90年以上の寿命からするととても短命といえます。

なぜ日本の住宅は短命なのか?

色々な理由がありますが、基本的な構造の貧弱さ、家族構成の変化に対応できない、リフォームしても予算が高くなってしまうなどの理由が考えられます。

しかし、これからの住まいは、スクラップアンドビルドや大量消費でなく大事に長く使えて環境にも配慮した、長寿命な住宅を造っていく必要があります。

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